いろいろ日記

生活、映画、読書、その他

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かげろう
かげろう



第二次世界大戦最中の1940年、戦火を逃れてパリから南ヘ向かう人々の列を、ナチス・ドイツ空軍の機銃掃射が容赦なく襲う。幼い息子と娘を連れた未亡人のオデール(エマニエル・ベアール)は、恐怖と疲労から半ば放心状態で立ち往生してしまう。そこへ突如現れた見知らぬ若者(ギャスパー・ウリエル)が親子を窮地から救い出す。イヴァンと名乗る若者は、オデールたちを安全な森の奥へ誘う。空き家となっている他人の屋敷でオデール親子とイヴァンの奇妙な共同生活が始まるのだった…。
(goo 映画より)


かげろう2

エマニュエル・ベアール。
色の無い、ほとんど素顔のような化粧。地味に結った髪。戦時中らしく、痩せてこけた頬。それでも、美しい。
ただ、彼女を見ると、どうしても「天使とデート」(べアールが出演していたアイドル映画)を思い出してしまう・・・。



この映画は、公開当時、シネスイッチで観ましたが、二つの感想を持ちました。
まず、やはり、出会って惹かれあっていく二人がいて、段々と距離が縮まり、とうとう結ばれる、という形の話は素敵だということ。
前回の「セクレタリー」もそうでしたが、ラブ・ストーリーの典型と言えるその形が、私は好きです。

かげろう3

字を知らない少年に、丁寧に教えるオディール(ベアール)。


次に、ラストの印象があまり無い、ということ。
今回、再び観るまで、全く覚えていませんでした。
もう少し、濃い余韻が残る映画だったら・・・
けれど、それがこの映画の味であり、監督が意図したものなのかもしれません。「かげろう」という邦題の通り。
けれど、原題は「迷い人たち(LES EGARES)」だ。
もしかして、邦題をつけた人も、あっけない、と感じたということ?

かげろう


さて、二人がとうとう結ばれる場面です。
一度観たから驚きはなかったのですが、少年は、「こっちの方が慣れているから」と言って・・・ああ、見る前に変な先入観を持たれてしまうかもしれないので、書くのはやめましょう。
でもその行為の理由は、少年の過去にあった、と解ると、とてもせつなくなるのです。

行為を終えた後の、二人の風情が良いですね。この時のベアールの表情はとても上手いと思います。
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セクレタリー スペシャル・エディション
セクレタリー スペシャル・エディション

(2002年 アメリカ Steven Shainberg スティーヴン・シャインバーグ)
Maggie Gyllenhaal マギー・ギレンホール (Lee Holloway)
James Spader ジェームズ・スペイダー (Edward Grey)
Jeremy Davies ジェレミー・デイヴィス (Peter)

内気でちょっと冴えなくて、子供の頃から自傷癖(辛いことがあったりすると自分で自分の体を傷つけてしまうの)のある女の子が、精神病院から退院した後、自立のために、弁護士事務所の秘書の仕事に就く。
しかしボスである彼は、彼女に対し、主従関係であるのをいいことに、一風変わった過激な「教育」をする。

ってな感じのお話です!

ちょっとかっこいい(?)弁護士の男が、マギー演じるリーという秘書をいじめるの。ちょっとしたタイピングミスで、「痛た!あいたたた!」的なおしおきを彼女にするのです。
でも、彼女はそうされることに、やがて快感を覚えていくと共に、彼に対して恋心を抱いていくのです。

「要はSMの話ですか?なんかおどろおどろしいなぁ~」と思ってしまうのは早計よ!
私もそう思って、映画館でやっていた時、見なかった。どうせ最後は暗く辛い感じで終わるのでしょう・・・と思って。
実際、始まりは「ピアニスト」のような印象を受けたから(自傷癖のある女性といい、SMな感じと言い・・・)

ところが!私も途中で気付いたのだが、実はこれってラブ・コメディ(って言い切っちゃうのは乱暴かしら?)なんです。

セクレタリー

※弁護士が、彼女に電話を取る訓練(?)をさせるため、電話が鳴る音を真似してるところ。

↑それまでも、ところどころで「プフッ」って笑ってしまっていたんだけど、このへんで、どうやらこの話はコメディに近いのではないかと気付きました。

そして、同時に、まるでディズニーのようなシンデレラストーリーでもあるのです。

冴えない女性が王子様と出会い、美しいプリンセスへ変貌していく・・・。

御伽噺のようなお話に、SMのエッセンスを加えてみた・・・という感じかな?

セクレタリー

面接に来た冴えないリー(マギー・ギレンホール)



セクレタリー

厳しい教育をされるごとに、だんだんと「秘書」らしく、また美しい大人の女性になっていく。

主演のマギー・ギレンホールは、最初は「えっ あなたが映画の主役でいいんですか?」って思っちゃったくらい、特別、ものすごい美人っていうわけじゃない。
でもこの人は、幸せな、恋する表情がとっても上手なの。
最初の方で、弁護士に「もう二度と、自分の体を傷つけるな 絶対だ」と、目を見て諭されるのね。その時の表情も、「自分の求めていたものを見つけた」・・・という感じで、とても良かった。


でも。でも。

最後にこれだけは言いたい。


ピーターが可哀相だーーー!!!

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